瀬戸大橋線立ち往生でマニュアル改善 JR四国社長陳謝、訓練見直しも
香川県の瀬戸大橋上でJR瀬戸大橋線の快速列車(7両編成、乗客150人)が約6時間にわたり立ち往生した10日の架線切断事故について、JR四国の四之宮和幸社長は26日、高松市内で開いた定例記者会見で「列車に長時間閉じ込められた乗客に大変なご迷惑をおかけした」と改めて謝罪した。 【画像】6時間にわたって立ち往生した経緯 事故対応を巡って岡山県側のJR西日本との連携不足が指摘されており、再発防止策について四之宮社長は「2社間の打ち合わせを行い、その反省点を踏まえて(事故対応の)マニュアル改善に取り組んでいきたい」と述べた。 事故は10日午前7時34分、児島―宇多津間の児島駅から南約4キロの橋上で発生。架線が切れて列車が緊急停止し、乗客はJR西日本管内の児島駅から到着した救援列車に乗り換えるまで車内に閉じ込められた。乗客の乗り換えに使用する「渡り板」の所在が確認できず、準備に約2時間を要したという。