2試合で6失点と苦戦も…チェルシー新指揮官「現時点では普通のこと」
チェルシーを率いるエンツォ・マレスカ新監督が、苦難なスタートを切った現状について言及した。27日、イギリス紙『イブニング・スタンダード』が伝えている。 【ハイライト動画】チェルシーvsセルティック アメリカで行われているプレシーズンマッチでチェルシーは27日にセルティックと対戦。古橋亨梧に得点を許すなど、前半を0-2で折り返すと、後半にも2失点を喫した。終了間際にラヒーム・スターリングがPKを獲得し、これをクリストファー・エンクンクが決めたものの、1-4で敗れた。 24日に行われたプレシーズンマッチ初戦のレクサム(イングランド3部)戦を2-2で引き分けていた新生チェルシーはこの結果、2試合で6失点を許しての未勝利に終わっている。 ボール保持時にはサイドバックが中盤の位置でプレーするなど、新システムを採用しているチェルシーは、まだ新体制が始動してから1カ月も経っていない状況ではあるものの、好スタートを切ることができていない状況から、一部では早くも心配の声も上がっている。 セルティック戦後、マレスカ監督は「前にも言ったように結果は重要だ。でも、私たちは試合全体を分析する必要がある。ボールを持っている時のチームはレクサム戦よりも10倍良くなっていた。前後半でどれだけチャンスを作っていたのかはわかると思うのでこれは重要なことだ」と語った一方、改善すべきことはまだまだ多くあることも認めている。 「ボールを持っていない時のことはもちろん改善できると思う。短くプレーしたり、長くプレーしなければならない時に混乱してしまうことがある。でもそれはプロセスの一部だ。明らかにボールを持っていない時の改善点はたくさんある」 「今日、私たちがうまくできなかったことの一つは、ボールにプレッシャーがかかっていない時にハイラインを維持していたことだった。ボールにプレッシャーがかかっていなければ、下がる必要がある」 「私たちはまだボールがある時とない時でいくつかのことを混同してしまっている。だが、私にとっては現時点では普通のことだ。何か新しいことをしようとしているんだからね。でも、試合やトレーニングを重ねるごとに確実に準備を整えていくことになると思うよ」 チェルシーは今後、31日にはクラブ・アメリカと、8月3日にはマンチェスター・シティと、6日にはレアル・マドリードと、10日にはインテルとプレシーズンマッチを戦った後、18日にマンチェスター・シティとのプレミアリーグ開幕節を迎えることになるが、果たして開幕までにマレスカ監督の望むようなプレーを構築することはできるのだろうか。
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