滝音・さすけ（左）と秋定遼太郎

　人気お笑いコンビ、滝音（たきおん）が２３日放送のＡＢＣテレビ「これ余談なんですけど…」に出演。ツッコミのさすけ（３４）が激辛好き芸人の新星として注目された。 　番組では「旨辛グルメ店が選んだ本当に美味しいライバル旨辛グルメ」を特集。多くの旨辛飲食店店主に選ばれた京都市の中国料理店「麒麟園」を、さすけと秋定遼太郎（３６）が訪ねた。 　まずは担々麺の２辛に挑戦し、２人とも「うまい」と余裕の表情を見せた。 　そこで、１０辛にチャレンジ。ブート・ジョロキアの倍の辛さという唐辛子モルガ・スコーピオンを大さじ３倍も入れ、店でも「これまで完食したのはたったの２名」という。 　「縮れ麺激辛スープが絡みつき、すする度にのどを刺激する暴力的な辛さ」というナレーションの中、真っ赤なスープの激ヤバな一杯に挑んだ２人。丼を置かれ、湯気が漂うだけで「辛っ！」とのけぞった。 　一口、麺をすすると、秋定は「ブホッ」とむせ、「あー！来てる！辛い！辛い！これはダメだ」と震えだした。二口目後には「痛い、痛い」と顔をゆがませ「辛さが全然、立ち去ってくれない」と身をもだえさせ、即ＫＯされた。 　しかし、さすけは隣で「いけるかも。いくわ」と、次から次へと麺をすすっていった。秋定が「マジで？オレがウソついてるみたいやん」と困惑。「さすけ、強いんかも。阪大出てるからかもな」と謎の分析をした。 　相方が話すとおり、さすけは大阪大人間科学部を卒業している。受験勉強にも耐えられたから「頑張れるのでは？」という秋定の解説はさておき、さすけはその後も淡々と食をすすめる。特に辛そうなリアクションも取らずに食べ、２０分で完食を果たした。 　同店３人目の快挙だが、ＶＴＲを見ていたＭＣのかまいたちは「なんやねんコイツ」「凄いけど、面白くない」とあきれ顔。それでも「また行ってほしい」と新たな激辛ニュースター誕生に驚いていた。 　滝音は、２０２０年のキングオブコントで決勝進出、ＮＨＫ上方漫才コンテストでも準優勝するなど、実力派コンビとして知られる。