空港であった本当の話|荷物を紛失をしてAirTagを追った結果
飛行機をよく利用する人は、持ち物を航空会社に預けることが多いでしょう。そして、「お客様のお荷物は行方不明です」と言われないか、ハラハラしているのではないでしょうか。 もちろん、荷物の紛失は空の旅にはつきものであり、そのリスクは誰もが想定しているはずです。 でも、AirTagがあれば、その不安は解消されます。
AirTagで荷物を追跡する方法
AirTagは、持ち物を上手に追跡してくれて、「探す(Find My)」ネットワーク上のあらゆるデバイス、つまりインターネットに接続されているほぼすべてのAppleデバイスと通信できます。 AirTagがほかのiPhoneのそばを通ると、そのiPhoneがAirTagの位置情報を更新します。そのため、「探す」機能があるAppleデバイスを所有している誰かが、AirTagを仕込んだあなたのカバンを盗んだ場合、泥棒は事実上、自分自身を追跡していることになるのです。 AirTagは、空港で荷物を追跡したいときも大活躍します。 AirTagの位置情報は必ずしもリアルタイムではありませんが、スーツケースに1つ入れておけば、手荷物受取所で荷物を待っている間、その荷物がどこにあるのかおおよそ把握できます。 また、手荷物の受け取りでよくある「すり替え」も、AirTagがあると防げます。 誰かが間違えてあなたのカバンを持ち去ってしまっても、「探す」アプリでカバンが移動している間も監視できます。
本当にあったAirTagの話
最近は、AirTagを活用している人が増えています。 AppleInsiderが報じているように、Valerie Syzbala氏はユナイテッド航空を利用した際に「カバンが行方不明になった」体験をツイートして、拡散されました。 ユナイテッド航空は、Syzbala氏のカバンは配送センターにあり、彼女の元に届けられると主張しましたが、Syzbala氏はAirTagのおかげで、そのカバンは集合住宅にあることをはっきりと確認できました。 そのカバンはときどきマクドナルドやショッピングセンターなどの停留所に移動しますが、いつも同じ集合住宅に戻っていました。 結局、Syzbala氏は(取材班と一緒に)その団地に行き、配送ドライバーと思われる人物に会い、カバンを返してもらったそうです。 ユナイテッド航空からは何の説明もなく、AirTagがカバンの位置を教えてくれなければ、Syzbala氏がカバンを取り戻せたかわかりません。幸いなことにカバンをあけられた形跡はなかったものの、このような体験は困惑の極みです。 I’d just like everyone to know that @united has lost track of my bag and is lying about it. My apple AirTag shows that it has been sitting in a residential apartment complex for over a day. Out back by the dumpsters, I have found other emptied United Airlines bags. pic.twitter.com/fcoq4nj3zb — valerie szybala. (@vszyb) January 1, 2023 Szybala氏の体験はめったにないことかもしれませんが、ありえないことではありません。どんな人の荷物も同じような状況に陥る可能性があります。 4000円のAirTagを荷物の中に入れておけば、「カバンが届けられるのを黙って待て」という強気な航空会社から身を守ることができます(本当にカバンが届くかどうかわかりませんしね)。 ──2023年1月16日の記事を再編集のうえ、再掲しています。 訳:春野ユリ Source: AppleInsider
ライフハッカー・ジャパン編集部