オリンピアンが指導 クライミングフェスタin倉吉 児童100人、魅力体感
スポーツクライミングのトップ選手を招いた「クライミングフェスタin倉吉」が17日、倉吉市のエースパック未来中心で開かれた。小学生を対象としたクライミング体験会では、参加した児童約100人がプロクライマーの指導を受けながら懸命に壁を登り、競技の魅力を体感した。 鳥取県中部中小企業青年中央会の創立50周年を記念して開催。スポーツクライマーとして国内外で活躍する楢崎智亜選手(28)と元日本代表の野口啓代さん(35)、三朝町出身でスポーツクライミング日本代表の安井博志ヘッドコーチ(49)が講師を務めた。 子どもたちは約3メートルの壁を命綱なしで登るボルダーに挑戦し、手足を使って頂上を目指した。鳥大付属小3年の桐林由衣さん(9)は「壁をジャンプするところが難しかったけど、楽しかった」と笑顔を見せた。 楢崎選手は「初めは緊張している子もいたが、回数を重ねるうちに楽しそうに登っていた」と振り返り、野口さんは「自分の登りたい壁や好きな登り方を見つけ、いろんなスタイルで挑戦してくれたらうれしい」と目を細めた。
日本海新聞