本当に「福島第一原発の視察」は必要だったのか? 菅直人に聞く 【インタビュー(3)】
THE PAGEは先月、生放送番組「<THE PAGE 生トーク>菅直人に生で聞く 吉田調書、メディア、原発」を放送。番組では、菅直人氏が「福島第一原発の視察」について語りました。今回、その部分のアーカイブ動画を公開します。 インタビュアーのジャーナリスト・武田徹氏の質問に答えて、菅直人氏は、「45分とはいえ、吉田所長に時間をとらせたのは事実だ」と前置きした上で、「住民の避難を判断し、命令しなくてはならない総理大臣としては、東電本店が情報を上げてこない以上、福島第一原発の吉田所長から直接情報をとる必要があった」と、視察の意義を強調した。 また、武田氏の「菅氏自身が現場に行かずとも、判断できる体制が必要だったのでは」との指摘に対し、菅氏は、「当時、災害の状況を把握すべき原子力安全保安院のトップは東大の経済出身で、原発の専門家ではなく、説明が要領を得なかった。原発は事故をおこさないという「安全神話」をもとに体制が作られていたからだ」と答えた。 動画インタビューはページ上のプレーヤーをご覧ください。