2年前発売の「G430」アイアンがいまだに売れる理由とは? 同じ飛び系で今年発売の「G730」との違いを試打検証
「どちらかと言えば万人向けなのは『G430』」(鶴原さん)
次に打ったのは「G430」アイアン。2022年11月に発売されたモデルです。発売から約2年が経過しても、アイアンの売り上げランキングで常に上位にいる人気モデルです。
【ル】芯から外れたショットでもほとんどストレートボールになってくれますね。これはびっくりしました。 【ツ】ミスヒットしたときでもスピン量、ボールスピードがほとんど変わらないので、方向性も縦の距離感もほとんど変わっていないデータが出ています。それと7番アイアンでキャリーが160ヤードを超えていましたね。「G730」と比べると5ヤードほど落ちましたが、それでも十分な飛距離と言えます。 【ル】これだけ曲がらずに飛距離が出れば、コースで楽になりそうです。なによりミスショットに強いというのはアベレージゴルファーにとってうれしいポイントだと思います。 今回の試打結果を受けて、鶴原さんは「どちらかと言えば万人向けなのは『G430』だと思います。打感、飛距離、寛容性などトータルバランスが良いです」と評価しました。 一方の「G730」については「ストロングロフト設計でも高弾道を実現するために『G730』はソール幅を広くして、重心を深くしています。ネック形状はグースネック。だから、ボールがつかまらない人とか、振り遅れがちな人は『G730』との相性が良いかもしれません」と結論を示してくれました。
鶴原弘高 (つるはら・ひろたか)
大阪府出身。ゴルフ専門の編集者兼ライター。仕事のジャンルは、新製品の試打レポート、ゴルフコース紹介、トレンド情報発信など幅広く、なかでもゴルフクラブ関連の取材が多い。現在はゴルフ動画の出演者としても活躍中。YouTubeチャンネル:『A1 GOLF CLUB』 Instagram:@tsuruhara_hirotaka
ルイゴルフ(大塚塁/おおつか・るい)
愛知県出身。レッスン動画で若年層ゴルファーの支持を得る動画クリエイター。168のスコアからたった50日で100切りを達成したノウハウを伝えるインスタグラムのフォロワーは約6.5万人。現在は20代ゴルフコンペの企画運営などを行っている。 【取材協力】リバースゴルフスタジオ 東京都板橋区志村3丁目6-7 B1F
野中真一