鈴井貴之、7年ぶり再演の舞台「天国への階段」が千秋楽 元Fガール・滝谷美夢が演劇初挑戦
俳優・鈴井貴之(62)の作・演出による舞台プロジェクト「OOPARTS(オーパーツ)」の特別公演「天国への階段 北海道 re―mix」が23日、札幌市の道新ホールを千秋楽を迎えた。 孤独死の現場を片付ける特殊清掃員たちをテーマにした作品で、1963年の開館以来、長年親しまれてきた道新ホールが今月末で閉館するため、7年前に初演された作品を再演した。 キャストには鈴井が創業した芸能事務所「クリエイティブオフィスキュー」のメンバーをそろえた。鈴井を始め、演劇ユニット「TEAM NACS」の森崎博之(52)、お笑いコンビ「オクラホマ」の河野真也(44)や小橋亜樹(51)、北川久仁子(52)、ボーイズユニット「NORD」の舟木健(22)、安保卓城(27)、瀧原光(27)、そして演劇初挑戦で元ファイターズガールの滝谷美夢(25)が出演した。 この舞台に何度も立ち、キャリアを築いてきた鈴井は「僕も道新ホールと同世代(1962年生まれ)なので、送別の意味を込めて演じさせていただいた」としみじみ。森崎も「道新ホールで初めて見た芝居がオーパーズだった。今回、こういう機会に自分が登場できるなんて運命を感じています」と感慨深げに話した。 堂々たる演技を見せた滝谷は「今まで、この舞台に立ってきた方々の思いに背中を押してもらいました」と胸を張った。
報知新聞社