（写真：Game*Spark）

日本で「たばこ」と言えば、おそらくたばこ葉を紙で巻いた「紙巻きタバコ」を思い浮かべる人が大半かと思われますが、世界には紙巻き以外にもさまざまなたばこがあります。そのうちのひとつに、水に通したさまざまなフレーバーの煙を楽しむ「シーシャ（フーカー、水たばことも）」というものがあり、近年日本でも喫煙できるお店が増えています。 【画像全14枚+映像1本】 アクワイアが企画・開発し、アニプレックスが7月11日に発売する『Hookah Haze』は、まさにそんな「シーシャ屋」を運営する新作ゲーム。本記事では、アニプレックスに提供いただいた体験版のプレイレポをお届けします。 シーシャを通じて交流しよう 本作は、お客さんにシーシャを提供して交流をするアドベンチャーゲームです。期間限定のシーシャ屋「Hookah Haze」を営む主人公・炭木トオルは、お店に訪れる女性たちと会話して、人となりを知っていきます。 来店するのは、3人の女性客です。「愛上あむ」は、コンカフェで働く女性。どこか愛されたがりな側面もあり、積極的なコミュニケーションを取ってきます。ショップ店員の「明月院こころ」は、明るく元気でどこか大人びた雰囲気の人物で、他のシーシャ屋にも精通しています。 企業所属の人形作家である「古森くるみ」は、ちょっと内気な女性。コミュニケーションが得意でなく、どこかマイペースな一面もあります。 ゲームはまず、SNSで情報発信するところから始まります。おすすめのフレーバーを投稿することによって、その日に誰が来店するかが変わります。スパイスの香りが好きなこころさんは「超スパイシーMIX」を、ナッツが大好きなくるみさんは「トリプルナッツ」をおすすめすれば、来店していただけるというわけです。 来店していただいた後は、お客さんとの会話を楽しめます。今回は甘いものが大好きなあむさんとお話すべく、「悪魔的ゼロカロリー」をおすすめしました。 この日のあむさんは、どこか上機嫌。酔っているのかな？と思いきや、何かしら理由があるようです。 会話の合間には、炭交換のパートもあります。ここではお客さんの様子をうかがいつつ、トオルのコメントを参考にしながら炭の量を変更。炭が多ければ多いほど煙の味が濃くなるので、コメントにあわせて調整します。 店員が吸って濃さを確認し、炭の量を調節して試し吸いするという工程がしっかり再現されています。煙を吐くこだわりのアニメーションはとても滑らかで、徐々に薄くなっていく様子も一見の価値ありです。 あむさんの上機嫌だった理由は、なんとソロライブできることが決まったというもの！祝っていると、いつのまにかトオルが観客役として練習することになります。ここでは楽曲も流れるという豪華な演出も楽しめます。 交流を終えるとお客さんが帰り、1日が終わり翌日に。体験版では2日間が用意されており、2日連続で同じお客さんと交流すれば、さらにお話が進みます。2日分のお話が3人分用意されているので、ぜひ何周もして楽しんでみて下さい。 体験版を遊んでみた所、シンプルなゲームプレイに仕上がっていると感じました。UIの雰囲気はちょっぴりオトナで、ネオンの明るさや色合いを調整できたり、BGMをチェンジしたりできるため、まさに“チル”な雰囲気で楽しめます。 体験版というと、「気になるけど、本編まで楽しみを取っておきたいんだよな……」と感じる方もいるかもしれません。しかしこの体験版は本編とは独立した物語になっているので、そういったことを気にせず楽しめます。 製品版では、彼女たちとの出逢いも描かれると考えられますし、どこか「闇」のような部分も見え隠れしそう。この体験版を遊べば彼女たちの魅力がわかるので、気になっている人はぜひ遊んでみましょう！ 『Hookah Haze』は、PC（Steam）/ニンテンドースイッチ向けに7月11日発売予定。体験版は6月11日よりSteamでプレイ可能です。