読書感想文全国コンクールで神田さん(天津小湊小4)が第3席 鴨川(千葉県)
第69回青少年読書感想文全国コンクール(全国学校図書館協議会、毎日新聞社主催)で、鴨川市の天津小湊小4年の神田莉理奈さんが、小学校中学年(3、4年生)の部で第3席に当たる毎日新聞社賞を受賞した。 小学校から高校までの各部門に、全国から260万点を超える作品の応募があり、地方審査を経て、中央審査が行われた。 神田さんは、課題図書の「ライスボールとみそ蔵と」(絵本塾出版)を読んで感想文をしたためた。代々続くみそ屋の息子という主人公が、自分の家のみそを誇らしく思うようになったことに、室町時代から続くお寺に生まれた神田さん自身の境遇を重ね、地域にとっての寺の大切さに気付いた経験や、「伝統を大切にしながら家族と協力していきたい」という思いをつづった。 「初めての大きな賞でうれしい」とはにかむ神田さん。本を読みながらメモを取り、「私はこう思ったけれど、どう思う?」と母親に尋ね、やり取りを繰り返しながら文章を組み立てていったという。 普段から本を読むのが好きで、毎日2、3冊、気に入った本は20~30回繰り返し読んでいる。最近は伝記物や歴史物が好きで、「読書を通して知らないことを知れるのが楽しい。これからもいろんな本を読んでみたい」と話している。 また、同校は学校賞を受賞した。