【解説】4病院再編とは?現状の確認と振り返りを簡潔に<2024年11月21日時点>
ミヤギテレビ
仙台赤十字病院(仙台市太白区)・県立がんセンター(名取市)・東北労災病院(青葉区)・県立精神医療センター(名取市)というこれらの4つの病院は施設が老朽化していて、また大きな病院が仙台市に集中していることで周りの市や町は救急搬送に時間がかかるという課題があった。 そこで県はこちらの4つの病院を2つの病院にし、移転など行う計画を示していた。 仙台赤十字病院と県立がんセンターは名取市に統合。 東北労災病院と県立精神医療センターは富谷市に移転・合築というのが県の提案だった。 そして、現状。 まず仙台赤十字病院と県立がんセンターについては名取市で2030年度の開院予定との方針でまとまっている。 一方で、11月21日に動きがあったのが東北労災病院と県立精神医療センター。 11月13日に開かれた専門家による審議会では「精神医療センターを名取市で建て替える案」が全会一致で決議。 また、東北労災病院の経営状況が厳しく移転に向けた協議が難航していることなどもふまえ、県は精神医療センターを名取市内の別の土地に建て替えるという方針に切り替えた。 そして、残る東北労災病院については引き続き富谷市への移転を視野に協議を続ける。