アウトドア用の手袋型ウェットシート“水がなくても全身を拭ける” 愛媛の介護用品製造企業が開発
日テレNEWS NNN
今月、全国で販売が始まった、ありそうでなかったアウトドア用のウェットシート。長年、介護用品を製造してきた愛媛の企業が開発しました。 この日、愛媛県新居浜市のアウトドアショップにお目見えしたのは…。 ABENTEUER・吉田奨店長「手袋型のウェットシート。全身、頭皮から足の指先まで拭けるが、拭いていても全然(シートが)よれないし、ダマにならない」 「水がなくても全身拭ける」をコンセプトに開発された手袋型のウェットシート「GLOVIPER」。開発したのは四国中央市のメーカー「本田洋行」です 本田洋行・尾藤慎也営業課長「通常はシートタイプのウェットタオルが多いが、弊社は手袋型にして、それに薬液を染みこませる特許技術を持っている」 この企業では10年ほど前から、ケガや病気で入浴が難しい人や介護が必要な高齢者向けに、不織布でできた手袋型のウェットシートを製造・販売してきました。 その商品が、アウトドア分野の市場開拓を目指す、愛媛県の「地場産品イノベーション支援事業」に採用され、アウトドア用品として生まれ変わりました。 本田洋行・尾藤慎也営業課長「虫が嫌がるユーカリオイルを配合している。ユーカリオイル自体が爽やかな香りになっている」 これまで介護の分野で培ったノウハウを随所に取り入れた、本田洋行の新商品。 ABENTEUER・吉田奨店長「5年以上保存できるので、備蓄としても使えるし、特に防災では不衛生が非常に良くない。衛生をしっかり確保する上でも、こういうウェットシートは防災で備蓄もしてほしい」 愛媛発のアウトドアアイテムにして、防災グッズとしてのポテンシャルも秘めた「GLOVIPER」。全国87のモンベルストアでも購入できます。