舞台挨拶に登場した青山剛昌さん

名探偵コナンの生みの親で漫画家の青山剛昌さんが30日、声優の高山みなみさんと立川譲監督とともに劇場版『名探偵コナン　黒鉄の魚影』の舞台挨拶に登壇。次回作に関する情報を明かしてファンを盛り上げました。 【画像】青山剛昌が語る『名探偵コナン』ヒットの秘けつ 「子供向けに作らない」 劇場版『名探偵コナン 黒鉄の魚影』は、4月14日から公開がスタートし、9月28日までの168日間で観客動員数974万人、興行収入137億円を達成。シリーズ26作目にして、歴代1位を記録しました。いよいよ映画が閉幕するということで行われた今回のイベント。青山さんたち3人は、観客やSNSから集まった質問に、ネタばれありでトークを繰り広げました。

青山剛昌さんが描いたラストシーンの原画

質問コーナーでは、映画を見た女性から「黒の組織のピンガが好きなキャラなんですけど、着想はどこから得たのですか？」と質問。 青山さんは「今までにないような、ジョジョに出てきそうなキャラにしたいなって（笑）」と、漫画『ジョジョの奇妙な冒険』から着想を得たことを告白。立川監督も「中性的な感じにしたいって青山先生から要望があって。名前がメキシコのお酒なので、戦い方はメキシコ寄りに。髪形もそうですね」と成り立ちを明かしました。

■「ちょっと来年の映画の話を…」

（左から）青山剛昌さん、江戸川コナンくん、高山みなみさん、立川譲監督

最後に、高山さんが「本当に愛してもらえる作品になりました。まだこれからも続きますので次回作もよろしくお願いいたします」と挨拶し、立川監督も「本当に本当にありがとうございました」と感謝の気持ちを伝えました。 すると、青山さんは「ちょっと来年の映画の話を…」と語り始め「平次くんがとんでもないところで戦うので…」「あとコナンくんがとんでもない所をスケボーで走るので…」と次回作の情報を先出し。映画スタッフや高山さんがはらはらする中、会場からは「えぇー？！」と、どよめきと共に拍手が送られました。