1245字連ね「巳」描く/五戸・小笠原さん、33日かけ完成
青森県五戸町倉石の小笠原義高(号・溪雲=けいうん=)さん(77)が今年も毛筆を器用に使い、来年の干支(えと)「巳(み)」を小さい字で書き連ねて、色紙に大きな巳を描いた。書いた字は1245個に達し「語呂合わせで『い(1)つもに(2)っこり 幸(4)せいつ(5)までも』。蛇にちなみ、多くの人の金運が上がるように願っている」と話している。 小笠原さんは果樹栽培の傍ら、29歳から独自の技法「細字(さいじ)画」を始め、2014年から干支を題材にした。今年は10月に制作を開始。毎日3~4時間、数ミリの巳の字を書き続けた。字が簡単な分、例年より早く33日で完成した。 小笠原さんは「白蛇と金蛇は特に金運と関わりがあるそう。皆さんにとって幸多き一年になるように願って書いた」と語っていた。