急性心筋梗塞 発症2時間以内の治療が重要...救急隊員の理解深める講習会《長崎》
NIB長崎国際テレビ
急性心筋梗塞など心疾患への知識を深める講習会が、長崎大学病院で開かれました。 講習会は、長崎大学病院の高度救命救急センターが長崎市消防局などの救急隊員を対象に開催しました。 急性心筋梗塞や狭心症などの心疾患は、発症から2時間以内に治療することで救命率が上がるとされていて、病院に搬送する前の救急隊員の的確な判断が重要です。 講習会では、心電図の波形から病気を判断するポイントを学んだほか、患者役の症状を聞きながら、対応可能な病院へ受け入れを要請する実習などを行いました。 (県央消防本部 髙内 慎太郎さん) 「病院搬送を早くすることと、(治療に)適切な病院を選定するという意味でも大事」 (長崎大学病院高度救命救急センター 井山 慶大 講師) 「「胸が痛い」という患者が心筋梗塞らしいのか、らしくないのかという判断を救急隊員がして、適切な場所に患者が搬送されることが地域として望ましい」 長崎大学病院では今後も救急隊員向けの講習会を開き、現場での活動に役立ててもらう方針です。