【東京からマレーシアへ移住生活】タワマンの家賃2LDK11万円、広すぎる部屋をグレードダウン…現地日系不動産会社代表が教える、日本人のうらやましい生活実態
物価の安さ、複数の民族が共生する寛容な社会に魅力
小峰:セミリタイヤの方などは、海外赴任の方とは違い、あえてクアラルンプールを選んで移住するわけですが、シンガポールやバンコクと比べ、クアラルンプールが選ばれる理由はどこにあるのでしょうか? 好井:マレーシアやシンガポールとは物価水準が違いすぎますので、これらの国と比較する方はいらっしゃらないと思います。しかし、バンコクと比べてクアラルンプールを選んだという方は結構いらっしゃいます。 小峰:なるほど。 好井:個人的には、食事はマレーシアよりタイの方がおいしいと思います。しかし、マレーシアには、マレー系・中華系・インド系が共存しながら社会がまとまっている、多様性から来る寛容さがあります。マレーシアに好感を持って暮らし始め、暮らし始めてからますますマレーシアが好きになるという方が、たくさんいらっしゃいますよ。
無理して東京に暮らすより、国外でゆったりできるのなら…
現地の日本人の生活ぶりをよく知る好井さんに、マレーシアでの生活について伺いました。 日本語が通じる場所が多く、教育環境も整い、家賃や生活費も手ごろに押さえられるとなれば、家族連れが暮らすにも安心です。 都内の一等地に家を構えて暮らすよりも、生活費が安く、かつ伸び伸びと過ごせる環境が揃っているのであれば、シンガポールへの移住も、有力な選択肢となるかもしれません。 小峰 孝史 小峰 Investments マネージング・ディレクター・弁護士
小峰 孝史,OWL Investments