「120年に一度、朽ちる前にしか咲かない」黒竹が開花 子孫を残す神秘の営み
120年に1度しか咲かないともいわれる黒竹の花が咲いているのが確認されました。花を咲かせたあと、黒竹は静かにその生涯を終えるということです。 【写真で見る】黒竹の花 ■福岡市の民家に咲く薄黄色の花 福岡市早良区有田の民家に18年前に植えられたという高さ約3メートルの黒竹。黒い幹から出ている枝に、長さ約3センチの薄黄色の花がびっしりとついています。 黒竹は、約120年で枯れる前に初めて花を咲かせるとされ、開花が見られるのはとても珍しいことです。開花して子孫を残す営みを終えた黒竹は、その後、静かに生涯を終えます。 黒竹(クロチク)はハチクの仲間で、約120年前に一斉にハチクの花が咲いた記録があり、2010年ごろから、クロチクを含むハチクの開花の調査がおこなわれています。 福岡市植物園の緑の解説員・二又徳子さんによると、去年11月にも、福岡県筑紫野市でハチクの花が咲いているそうです。
RKB毎日放送