老後は「月28万円」必要と聞きましたが、夫婦で年金をその程度もらえます。「アパート暮らし」でも問題なく暮らしていけますよね? 特に“ぜいたく”する予定もありません
老後に年金だけで足りない場合の対応
もしも計算上、年金だけで老後の生活費をまかなえないと見込まれる場合はどうすればよいのでしょうか? 主な選択肢としては、「貯蓄を取り崩す」「老後も働く」「支出を減らす」の3つが挙げられます。 「貯蓄を取り崩す」場合、貯蓄金額でどれだけの間対応できるのかを計算しましょう。仮に貯蓄が1000万円あったとしても、毎月の赤字額が10万円であれば、8年しか耐えられません。この場合、平均寿命を考えるとかなり心もとないため、「老後も働く」「支出を減らす」という選択肢を考える必要があります。 なお、「老後も働く」ことは、現在はかなり一般的になってきました。内閣府によると、2022年において60~64歳の73.0%、65~69歳の50.8%の人が働いています。 また、「支出を減らす」ことも大切です。特に保険料や住居費などの固定費は、いったん見直すと効果がずっと続きますので、まずは固定費を減らせないか検討しましょう。
まとめ
老後に夫婦2人で必要な支出は平均で月28万円ですが、特に賃貸住宅に住んでいる場合、28万円以上かかる場合も多いと考えられます。「年金が28万円あるから大丈夫」と油断せずに、まずは老後の生活費を具体的に計算してみましょう。 出典 総務省統計局 家計調査報告〔 家計収支編〕 2023年(令和5年)平均結果の概要 内閣府 令和5年版高齢社会白書(全体版)(PDF版)1 就業・所得 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部