モルガン・スタンレー、パリで100人増員計画-欧州拠点を拡充へ
(ブルームバーグ): 米銀モルガン・スタンレーがパリで従業員を100人増やす計画だと、フランスのルメール経済・財務相が述べた。
マクロン仏大統領は13日、金融を含む国際的企業トップら数十人を集め、「チューズ・フランス(Choose France)」サミットをベルサイユ宮殿で開く。マクロン政権はフランスの産業を再活性化し、同国を英国離脱後の欧州連合(EU)における金融ハブにすべく取り組んでおり、会合はその一環。
ルメール財務相によれば、モルガン・スタンレーはパリに置く欧州拠点を拡充する。同行は既にパリ在勤スタッフを約400人に増やしている。2021年には150人だった。同行の広報担当者によると、パリの全部門で人員をさらに合計100人追加する。調査活動を行うR&Dセンターの人員は現在の90人から120人に増える可能性があるという。
昨年のチューズ・フランス・サミットで発表された外国からの投資額は、およそ130億ユーロ(約2兆1800億円)に上った。
仏紙レゼコーによると、今年はテクノロジーと人工知能(AI)関連で約30億ユーロ規模のプロジェクトが発表される予定。この中にはアマゾンとKDDI、エクイニクスが建設する新たなデータセンターが含まれるとしている。
原題:Morgan Stanley Plans to Add 100 Jobs to Its Paris Hub (Correct)(抜粋)
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Benoit Berthelot