【Bellator】鈴木千裕に敗れた王者パトリシオ“ピットブル”が、ケネディにダウンを奪われるも逆襲のTKO勝ち防衛
2024年3月22日(日本時間23日)、英国・北アイルランドのベルファースト・SSEアリーナにて『Bellator Champions Series: Belfast』(U-NEXT配信)が開催されている。 【写真】逆襲のパトリシオの凄まじいラッシュ Bellatorパウンド・フォー・パウンドにしてフェザー級絶対王者のパトリシオ・ピットブル・フレイレ。40戦以上のキャリアのなかでBellator史上最多試合数、最多勝利数、最多フィニッシュ数の記録を築き、それを自ら更新しながら現在も王座に君臨し続けるリビング・レジェンドであり、過去にはライト級との2階級王者に。3階級制覇をめざしたセルジオ・ペティスが持つバンタム級王座への挑戦は失敗。2023年7月の前戦『超RIZIN.2』では緊急参戦の70kg契約で鈴木千裕に敗れている。 挑戦者のジェレミー・ケネディはBellator、PFL、UFCの全プロモーションで勝利を挙げてきた素晴らしい実績を誇る。エクストリーム・クートゥアで最強の現バンタム級王者パッチー・ミックスらとしのぎを削る。直近の5試合ではアダム・ボリッチ以外に負けなし&現在3連勝中。注ベルファストでキャリア最大のチャンスを掴みたいケネディと、2月のチャンプvs.チャンプではピネド欠場により機会を逃したPFLとの対抗戦や、ショートノーチスでKO負けを喫したRIZIN同階級王者鈴木千裕へのリベンジなど王者として果たすべき使命を数多く抱えるピットブル。軍配はどちらの手に? 1R、ともにオーソドックス構え。向き合うと身長差14cmが際立つパトリシオとケネディ。 圧力をかけるパトリシオは先に右ローを3度! ケネディの左に右をかぶせにいくパトリシオは右カーフ。じりじりと詰めて、右カーフ。ケネディは左ミドルハイでけん制もガード上。 右ミドルをかすめるケネディに左右ローのパトリシオ。左ハイで前に。体を入れ替えるケネディは頭から胸に突っ込み、バッティング気味に。 再開。右カーフを打つパトリシオ。さらに右ロー! ケネディは左ジャブ。左ミドルを返す。 2R、オーソから左ミドルハイはケネディ。しかしパトリシオは右カーフ。さらに左フックでステップイン。右を当てるケネディは前に。右回りのパトリシオはケネディの右の打ち終わりに右を狙う。 右カーフを返すケネディ。パトリシオも右カーフから右ストレート。左のダブルから組みに行くケネディだが、組ませないパトリシオは右カーフ! ケネディはダブルレッグもそこにギロチンチョーク狙いのパトリシオ。ケネディは尻を着かせて立ち際に脇を潜ろうとするが、金網使い立つパトリシオ。ケネディは左ヒザを突くがローブローになる。中断。再開。ケネディの左右ハイをパトリシオがかわしてゴング。 3R、ジャブから入るパトリシオ。ケネディも左ジャブから前に。しかし右をかぶせにいくパトリシオ。右カーフにケネディは回転する。 パトリシオの右カーフに合わせたケネディの左にダウンしたパトリシオ! すぐに立つが、左アッパーで詰めるケネディ。パトリシオは左額から出血か。クリンチから離れたパトリシオを詰めるケネディは右跳びヒザも。しかし、ワンツーの右を当てたパトリシオは一気に金網まで詰めて、左右ラッシュ! ケネディの足への組みをすぐに剥がして左右ボディ打ち! ガードを固めて動けないケネディにヒザ蹴り、さらに右ヒジ連打! 左右ラッシュでケネディがダウン! ケネディの左にフラッシュダウンを奪われたパトリシオだったが逆転のTKO勝ち。 試合後、パトリシオは「相手はタフだった。スーパーファイトをやりたい。RIZIN王者のクレベル・コイケを倒した。PFLチャンピオンと戦いたい。そしてフェザー級のUFC王座を狙う。レッツゴー、やろうじゃないか。この星で一番強い145ポンドを決めよう。アーロン・ピコ、次はお前だ!」と語った。