巨人は宮崎秋季キャンプ実施せず 阿部監督「よみうりランドで(秋季練習を)やることにした」
巨人・阿部慎之助監督(45)が22日、11月に宮崎秋季キャンプを実施しない方針を明かした。この日は東京・大手町の読売新聞東京本社で山口寿一オーナー(67)にシーズン報告を行った指揮官は「秋のキャンプにはいかないで、よみうりランドで(秋季練習を)やることにしたから。短い期間。秋に練習したって休むからね、あの人たちは。だから早く切り上げて、2月1日はもちろんなんだけど、早く立ち上げろ(状態を上げろ)というのは言って早く終わらせようかな」と予告した。 【写真】阿部慎之助監督「申し訳ない。それが一番」 オーナー報告では「来年は、やってもらって、日本一を目指そうと言ってもらいました」と3年契約2年目の来季へ改めて期待をかけられた。2年連続Bクラスに沈んでいたチームを託された阿部監督は、就任1年目にして4年ぶりのリーグ優勝を達成。途中加入してチームの要となっていたヘルナンデスが故障離脱した8月中旬からは、2年目の浅野をレギュラー格に抜擢。先発ローテに定着して8勝した井上らチームの将来を見据えて若手を積極起用。新米監督ながら巧みなマネジメント力を発揮した。 しかし、クライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージでDeNAとの激闘の末、21日の第6戦に2-3で敗れ、無念の敗退。6試合で5得点と、レギュラーシーズンでも悩まされた得点力不足が浮き彫りになった。 阿部監督は「課題は明確に出ました。そこを何とか補強だったり新戦力でチーム編成していければなと思います。もちろん、若手の底上げももちろんなんですけど、という話はしました」と振り返った。まずは鍛錬の秋へ「練習方法だったり、来年はこういうことをやるよっていうのをコーチ陣と話して。コーチ陣もいろいろな経験者がいるから、いろいろな引き出しがあると思う。それを全部、若い選手にレクチャーしたりして、本人たちに選ばせて練習させようかな」と考えを語った。