ブラックバスもニッコリ。異例の釣果を叩き出したプロト「リアルに販売したくない」と思わせる流行テク。
近年話題となったテクニックやルアーを達人たちが一挙指南! マスターしきれてなかった人、知ってたけどどうやるのかわからなかった人、そもそも知らなかった人…etc。とりあえず、ココに載ってるテクは覚えておいて損はなし! まんべんなくマスターするもよし、ひとつだけ極めるのもよし! いいテクとの出会いがありますように。 [写真]プロトタイプから爆釣《スクーパーフロッグ》のスペックと価格
開発者の想定外の広がりを見せる不思議なカエル3変化
リアルにカエルを模したルアーは数あれど、カタチよりも後ろ足から生み出される強いキックアクションのリアルさにこだわったのがスクーパーフロッグだ。 「当初はノーシンカーのトップウォーターを想定していて、そのテストをしたのが11月だったんですが、豊英ダムで使ってみたら1匹目と2匹目が50アップ。疑いのないバイトが衝撃で、狙いは確信に変わりました」 [写真キャプション] スクーパーフロッグ【ボトムアップ】+ライトニングストライク #2【ハヤブサ】 強く水を押すレッグがブレーキとなり短距離で誘え、リリース直後から反応の違いで評判に。ところが表層使いと負けず劣らず釣れる使い方があるとウワサになった。沈めて使うダウンショットだ。 「水に飛び込んでダイブするカエルもいますが、それ以上の水深。冬にディープでも良く釣れました」 そしてさらにダディとマグナムでは、ジグトレーラーでも同様の釣果を叩き出したという。 「ダイワのフレックスジグだとダウンショットと同じようにボディを上下に揺らすことができるんです。でもこれどっちも松本幸雄君が教えてくれたんです。思いもよらない使い方で通年釣れるルアーになりました。驚きです(笑)」 [写真キャプション] スクーパーフロッグ ダディ+ライトニングストライク 3/0+バザーズワームシンカー TGペアー7g(DAIWA) [写真キャプション] スクーパーフロッグ マグナム+フレックスジグ10g(DAIWA)
バリエーションとリグの関係
リーダーは2~5cm程度。光大郎さんは、オリジナルはダウンショット、ダディとマグナムはジョイントジグにセットしての使用率が高い。 ゆっくり大きなアクション。動きの核はレッグによるキックアクション。沈める場合、一点シェイクよりも上下動を出せる。横の動きとの相性は良いが、開発者の想定を超える広がりを考えると、固定概念はない。 [写真キャプション] プロトで11月にトップで釣ったバス。リアルに販売したくないと思わせるその釣れっぷりは、光大郎さんが禁句にしている『エサみたい』と表現せざるを得ないほどだった。