神戸牛ぜいたくに輪島塗の漆器で召し上がれ まねき食品「究極のえきそば」、万博に登場
えきそば店を展開するまねき食品(兵庫県姫路市)は14日、4月に開幕する2025年大阪・関西万博に出店すると発表した。神戸牛をぜいたくに使い、輪島塗の漆器に盛った「究極のえきそば」を提供。日本の過去と未来をデジタルサイネージなどで表現した映像演出も楽しめる。 同社の竹田典高社長は記者会見で「和食の素晴らしさを世界へ発信するとともに、子供たちが日本に生まれてきてよかったと思える店にしたい」と意気込みを述べた。店舗「MANEKI FUTURE STUDIO JAPAN(まねきフューチャースタジオジャパン)」は3月15日までに完成を見込む。 店舗では、えきそばや丼、スイーツなど約20のメニューを用意する。目玉は割り下で煮込んだ神戸牛を使った「究極のえきそば」(3850円)で、ホタテやハマグリなどで取っただしや生めんにもこだわった。能登半島地震の被災地復興の願いも込め、究極のえきそばは輪島塗の漆器で提供する。 スタッフが万博で着るユニホームのTシャツも紹介され、竹田社長らがみずから着用して会見に臨んだ。ファッションデザイナーのコシノミチコさんが手がけ、店舗でも販売を予定している。(田村慶子)