<甲子園交流試合・2020センバツ32校>きょうの見どころ 第1日
(左が一塁側、都道府県名の下は独自大会の成績) ▽第1試合(10時) 大分商(大分)-花咲徳栄(埼玉) 【真夏の熱闘】交流試合の写真特集はこちら 2回戦敗退 12日初戦 プロ野球スカウトも注目の大分商の最速148キロ右腕・川瀬と、昨秋の公式戦チーム打率3割9分を誇る花咲徳栄打線の対決がポイントとなる。 川瀬は変化球も多彩で、縦に割れるカーブが効果的だ。制球力もあり、渡辺監督は「川瀬中心にロースコアに持ち込みたい」と語る。 花咲徳栄は2017年夏の甲子園で優勝した頃の強打が健在だ。中心は右のスラッガーの井上。岩井監督は「フルスイングで攻撃を前面に出していく」と自信を見せる。粗さもある打線だが、川瀬が本調子を欠けば、花咲徳栄が序盤で優位に立つ可能性はある。後半勝負になれば、接戦に強い大分商の流れになる。 ▽第2試合(12時40分) 明徳義塾(高知)-鳥取城北(鳥取) 準優勝 準優勝 明徳義塾の左腕・新地の出来が勝敗の分かれ目になる。3点以内に抑えれば明徳に分がある。鳥取城北は打撃戦に持ち込みたい。 新地は独自大会で23回を投げて無四球と制球力抜群。直球こそ130キロ前後だが、チェンジアップやスライダーを織り交ぜ、的を絞らせない。テンポ良く打たせて取り、1点を取る手堅さと大量点を狙える強打を併せ持つ攻撃を後押ししたい。 鳥取城北の山木監督は、新地を「(制球を乱して)自滅する投手ではないので、自分たちで攻撃を作らないといけない」と見る。積極的に狙い球を絞り、ボール球を見極められるかがポイントだ。選球眼の良さやファウルで粘り、「好球必打」で先手を取りたい。