アビスパ福岡一筋の城後寿が契約更新 重傷乗り越え21年目のシーズンへ J公式戦連続ゴール途絶えるも復活期す
J1アビスパ福岡は29日、FW城後寿(38)との契約を更新したと発表した。長崎・国見高から2005年に加入。福岡一筋21年目のシーズンに臨む。 ■「美しすぎて卒倒」金森が新妻披露【写真】 J1、J2リーグ戦通算488試合出場、同83得点はクラブ歴代トップ。来年創設30周年を迎えるクラブの歴史を、現役選手で誰よりも知る。今季のJ1リーグ戦は2月24日の開幕戦での途中出場にとどまったが、YBCルヴァン・カップ2回戦の松本戦ではスタメン出場。練習でも身体能力の高さを生かしたダイナミックな動きは健在で、多くの若手が敬意を抱いている。 10月に右膝前十字靱帯(じんたい)と右膝内側側副靱帯(じんたい)を損傷、全治8カ月と診断された。06年から続けていたJリーグ公式戦での連続ゴールは18年で止まった。高校時代から切磋琢磨(せっさたくま)してきた同世代の興梠慎三(浦和)が今季限りで引退。城後は寂しさを抱きながら「やれるうちは現役でやった方がいい」とこだわりを語っていた。 09年終盤に左膝を重傷した際は、翌10年に復活してからゴールを量産。J1昇格に大きく貢献した。同年のホーム千葉戦で雷鳴がとどろく中挙げた決勝点は「稲妻ゴール」などとして語り継がれている。クラブの経営危機時もあきらめず、クラブのために汗をかき続けた生粋の生え抜きが、節目の年に再び復活を目指す。 ▼▼注目選手の去就は?今オフの契約状況【一覧】▼▼