カタールから成田空港に帰国したサッカー日本代表の森保一監督（カメラ・星野浩司）

　サッカー日本代表の森保一監督が３０日、欧州やＵ―２３アジア杯（カタール）の視察から成田空港に帰国した。６月の２６年北中米Ｗ杯アジア２次予選（６日ミャンマー戦、１１日シリア戦）のメンバー選考についても言及した。 　森保ジャパンはすでに２次予選を４戦全勝で突破が決定。９月に始まる最終予選への進出を決めており、６月の２試合は消化試合となる。Ａ代表出場歴が少ない選手や新戦力、若手を多く招集できる場でもある。 　森保監督は「可能な限り選手や戦術をミャンマー戦とシリア戦で今後に向けて、その先に向けて試していきたいなと思いますけど、試しすぎて、９月（の最終予選）に実際にいいパワーを持てないということも考えられる。そこはこれまで招集してきた選手たちを中心に積み上げを考えながら、新たなチャレンジができる部分はチャレンジしたい」と大幅な選手変更には慎重な姿勢を示した。 　欧州組は約１０か月に及ぶシーズンを終え、６月の活動に合流する。３月の活動では負傷を抱えていたＤＦ冨安健洋（アーセナル）の招集を見送るなど、選手のコンディション面を考慮して選考を進めてきた。 　指揮官は「選手たちはシーズンを長く戦ってきて、怪我もありながら満身創痍で戦っている選手も多数いる。休ませてあげることも状況によって、これまでもやってきたように、招集外にすることも考えていきたい」。一方で、「あまり代表期間が空くと別のチームになってしまうこともあり得て、連係が難しくなることもある。まずは選手ファーストで怪我をしないように、ということも考えないといけないけど、プレーできている状況であれば、プレーを継続して問題がなければ招集に入ってくると思う」と自身の考えを語った。