勝浦正樹騎手が電撃引退発表 G1・2勝を含むJRA通算965勝のベテラン
02年NHKマイルC(テレグノシス)と07年朝日杯FS(ゴスホークケン)でG1を2勝したベテラン・勝浦正樹騎手(45)=美浦・フリー=が現役を引退することが6日、明らかになった。テレビ東京の「ウイニング競馬」の番組内で発表した。 「騎手人生28年、第3回中山でおしまいにしたいと決意しました」とVTRで報告。電撃発表だっただけに、「意外と知らない人の方が多いと思う」と打ち明けた。14日の皐月賞の日がラストとなる予定で、「28年応援ありがとうございました。まだ2週間残っているので最後まで全力で頑張りたい」と、改めて気を引き締めた。 同騎手は97年3月2日中山2R(ミッシーダンサー14着)でデビュー。同年6月福島1R(ファンタジー)で初勝利を挙げた。99年共同通信杯4歳S(現・共同通信杯)のヤマニンアクロで重賞初制覇を飾ると、02年NHKマイルC(テレグノシス)で後のダービー馬タニノギムレットなど、強力なライバルを相手にG1初制覇を決めた。 07年の朝日杯FS(ゴスホークケン)で2度目のG1制覇を飾るなど、JRA重賞17勝を含む965勝をマーク(4月5日現在)。計10回フェアプレー賞に輝いており、スマートな騎乗がファンや関係者の間で高く評価されていた。今年はここまでで3勝。今週は12鞍の騎乗依頼を受けていた。