「合格」ジャンボ絵馬に願う JR函館駅に設置
受験シーズンが本格化するのを前に、JR北海道函館支社は、函館駅の改札前にジャンボ絵馬を設置した。旧国鉄時代の1982年から続けている恒例行事で、駅に立ち寄った高校生や保護者らが、絵馬に願いごとを書き込んでいった。
絵馬のデザインは毎年、同支社の社員が担当。2021、22年は新型コロナウイルス禍で中断したが、23年から再開し、今年で42回目。 絵馬は「合格祈願」の文字に加え、同社の制服と制帽を着用したヘビ、北海道新幹線、特急北斗をデザインした。受験生や保護者らは「大学合格」と書き、ほかに「家庭円満」「健康第一」などの願いも。中には外国人観光客の願い事は英語や中国語で書き込まれていた。 家族3人で函館旅行に訪れたという札幌市立日章中1年の豊川舞奈さん(13)は「少し早いけれど、2年後の高校合格への思いを込めて願いを書いた」と話していた。 絵馬は2月12日の午前9時まで同駅に設置。その後、函館八幡宮に奉納する。
函館新聞デジタル