佐賀市交通局は21日、市営バスの男性運転士がシートベルトの金具部分を固定せずに未着用の状態で路線バスを運転していたと発表した。
交通局によると、運転士は14日、「県庁前」午前11時37分発の路線バスに乗務した際、運転席のシートベルトの金具を留めずに運転した。報道機関からの指摘を受けて聞き取りをしたところ、未着用を認めた。「シートベルトはしているつもりだった」と話した。締め付けを避けるため、シートベルトを緩めようと上部をダブルクリップで固定していたという。
交通局は今後、処分を検討する。他の運転士に対しても、乗務前の点呼や定期的な研修の際にシートベルトの着用を指導する。