「ずっと待っていた」北陸鉄道 特急バスが運行再開
被災地への交通手段は今後の生活を支える生命線、心待ちにしていたという声も聞かれます。能登半島地震の影響で運休していた北陸鉄道の能登方面への特急バスの運行が25日から再開されました。 【画像】時刻表と停車場所 午前7時前、金沢駅西口にやってきたのは「がんばろう能登 がんばろう石川」の横断幕を掲げた北陸鉄道のバスです。 北陸鉄道は能登半島地震の影響で運休していた金沢から輪島市・能登町・珠洲市へ向かう路線を25日から再開しました。被災者や親族の人を優先し1か月間は無料で利用できます。 無料特急バスは金沢駅から穴水町を経由して輪島市と能登町、そして珠洲市へと向かう3つの路線で、輪島市へは金沢駅西口発が午前7時半と午前9時、折り返しの輪島市役所発が正午と午後3時の1日2往復。能登町へは金沢駅西口発が午前8時、能登町役場前発が午後3時の1日1往復。珠洲市へは金沢駅西口発が午前7時、すずなり館前発が午後3時の1日1往復が運行されます。 北陸鉄道・宮岸武司社長 「乗り合い路線で特急バスを再開する。これは能登の皆さんを元気づけることにもなるし、我々従業員も明るく感じられるのではないかなと思っている」 決して便数は多くない能登と金沢を繋ぐバス。それでも、交通手段を持たない被災者や家族にとって、今回の特急バスの再開は、今後の生活を支える生命線となります。
北陸放送