二松学舎大付、延長12回サヨナラVでセンバツ当確…元エースの指揮官、早実に“43年前のリベンジ”
◆高校野球秋季大会 ▽東京大会決勝 二松学舎大付6x―5早実=延長12回、10回からタイブレーク=(7日・神宮) 東京の決勝が行われ、二松学舎大付が延長タイブレークの12回1死満塁から9番・根本千太郎二塁手(1年)のスクイズで早実にサヨナラ勝ち。21年ぶり3度目の優勝を遂げた。来春センバツ出場への重要な参考材料となる秋季大会は全て終了。20日に開幕する明治神宮大会の組み合わせが、別表の通り決まった。 途中出場の背番号14が、二松学舎大付の来春センバツ出場に“当確ランプ”をともす大仕事をやってのけた。同点の12回1死満塁。根本は、しっかりと一塁手の前へバントを転がした。「バントは練習してきた。『決めるしかない』という気持ちでした」と笑顔で振り返った。 市原勝人監督(59)にとっては、43年前(81年)の秋のリベンジを果たす勝利にもなった。当時、二松学舎大付のエースだった市原監督は、決勝でエース・荒木大輔(元ヤクルト)を擁する早実に9回逆転負け。「感無量なところがあります」と言ってうなずいた。 早実とともに出場した82年センバツでは準優勝を果たした。東京勢は、今夏の甲子園で関東第一が準V。指揮官は「東京で勝った以上、優勝という目標を掲げなければ。どんな相手でも、しぶとく戦えるチームです」と力強く話した。(浜木 俊介)
報知新聞社