スパーズからドイツ王者移籍で流れは変わるか ダイアーが踏み出す一歩「「ここでは常に歓声が絶えない」
すでにバイエルンでは出場時間を得ている
現在トッテナムを指揮するアンジェ・ポステコグルーはセンターバックにスピード対応と足下の技術を要求しており、チームでは今季より加入したオランダ代表DFミッキー・ファン・デ・フェンが守備の柱になっている。 その影響もあり、出番を失っていたのがDFエリック・ダイアーだ。イングランド代表でもプレイしてきた経験豊富な選手ではあるが、スピード対応には不安もある。ポステコグルーの構想にはフィットしなかったのだろう。 そこでダイアーは、今冬にバイエルンへのレンタル移籍を決断。早くもセンターバックとして出番を得ており、1月27日のアウグスブルク戦、2月3日のボルシアMG戦と2試合続けてフル出場を記録している。今季はトッテナムでの出場時間が198分に留まっていたが、バイエルンでは早くも224分間プレイしている。プレイタイムのことだけを考えても、バイエルンへのレンタル移籍は正解だったと言える。 独『Bild』によると、ダイアーもブンデスリーガ特有の雰囲気を楽しんでいるようだ。 「ここでは常に歓声が絶えない。ボルシアMG戦の雰囲気は信じられないほどだった。とても楽しんでいるよ。他のスタジアムも見て、ブンデスリーガについてもっと学ぶことを楽しみにしている」 今夏にはEURO2024も控えている。イングランド代表メンバーに入れるかは微妙なところだが、ドイツ王者でアピールできれば状況も変わってくるかもしれない。
構成/ザ・ワールド編集部