写真：アフロ

世界的ピアニストとして知られるイタリアのマウリツィオ・ポリーニさんが23日、ミラノの自宅で死去しました。82歳でした。 地元メディアによりますと、マウリツィオ・ポリーニさんはイタリア北部ミラノの自宅で死去したということです。詳しい死因は明らかにされていませんが、以前から体調を崩していて、最近のコンサートもキャンセルしていたということです。 ポリーニ氏は1942年1月生まれの82歳で、1960年に18歳で出場したショパンコンクールで優勝、その正確無比な演奏から「精密機械」とも呼ばれました。 1958年のデビューから、2023年2月に行われた最後のリサイタルまで、ミラノのスカラ座で合わせて168回の演奏を披露しました。 スカラ座は「現代における偉大な音楽家の一人で、50年以上にわたってスカラ座の芸術活動の根幹をなしてきた」とポリーニ氏の死を悼んでいます。