アキ「熱のある人来て」5年ぶり座員オーディション開催 吉本新喜劇座長リレーコラム「THEちょ~〇〇な話」いいよぉ~
65周年を迎えた吉本新喜劇の4座長がリレー形式でコラムを務める「THEちょ~〇〇な話」。今回はアキ(55)の登場です。新喜劇では5年ぶりに座員オーディションを開催。新たな才能の発掘を目指し、子どもから年配の役まで幅広く募集する。アキは「熱のある人に来てもらいたい」と呼びかけた。 11月の2~4日にヒューリックホール京都で、イマーシブコメディというものをお試しで上演しました。新喜劇の後に時代劇が始まって、Aさんが亡くなって、お客さんに事情聴取したり、参加型というもの。会社からの発案でした。「新しい企画です」ということでチケットを売っていたらしいのですが、寄席を見に来た感じの人がほとんどなので、ちょっと説明不足なのかなと感じました。アンケートの回答をめっちゃ読みたいです。 今月から新喜劇のオーディションを開催しております。個性的な人、熱のある人に来てもらいたい。熱さは大事です。本当に新喜劇の舞台に立ちたい、お客さんを笑かしたい。そう思ってみんな来るんですけど、ふた開けてみたら、年々冷めていくし、結局慣れていく。5年、10年すると明らかに差が出てくる。飲み込みも、勉強する量も違ってくる。 僕でも、藍ちゃん(酒井藍)でも、裕(吉田裕)でも、すっちーでも、時間があれば、いまだに客席の後ろで新喜劇を見ていますからね。見られへんかったら、映像を送ってもらっています。森田展義なんかは、客席の後ろでよく会うんですよ。彼自身が落語とか講談とか好きで、多才やからすごく知識がある。もちろん、最初はお芝居の上手下手はあるけど、熱さ、努力でカバーできます。 子どもの役、年配の役ができる座員が明らかに少ないので、お芝居の深みを出すためにリアルに見える人が欲しい。昔、お芝居やっていて、定年を迎えてもう一度、お芝居をやりたい人でも構わない。思い切りド素人でもイジるのおもしろければいいし、一生懸命やる感じも、リアルでいいと思います。 12日からのなんばグランド花月は僕の座長週が始まります。今回はちょっとメルヘン。セットには時間をかけて、早めに照明さんと会議して、アイデアを募りました。ぜひ、お越しください!