巨人、新打線機能せず4位転落 吉川5番、立岡2番も…阿部監督「つないでほしかった」
(セ・リーグ、巨人2-4ヤクルト、9回戦、ヤクルト4勝4敗、21日、東京D)小刻みに失点して勝機が遠ざかった。巨人は連勝が2で止まり、4位に転落。阿部慎之助監督(45)は八回途中までヤクルト・吉村に無得点に封じられ「前回の対戦でも、てこずった。次に当たるときは対策をしていかないと」と、ため息をついた。 【写真】巨人・坂本がスマホケースに貼っている「笑うアベ」ステッカー。阿部監督が七福神の姿で描かれている 吉川を今季初の5番、立岡を2番に据えた新打線が機能しなかった。1点を追う一回は先頭・丸の二塁打に続いて立岡には強攻策で好機拡大を狙ったが、左飛に倒れて流れが途切れた。「普通に(犠打で)送ればよかったと言われたら、それまでなんだけど。彼の技術を信頼してね。つないでほしかった」と指揮官。チーム打撃に定評のある34歳に託したが、裏目に出た。 阿部監督はこの日を含めたオールスター戦までの前半戦24試合へ、試合前にナインに掛けた言葉を明かした。 「全員がヒーローになるチャンスがある。60試合くらいになると『また野球か』と慣れてきちゃう。慣れたら勝てないよ。日々新たに、毎日頑張ってくれ」 Bクラスは4月6日以来。上昇気流を生み出すヒーローの登場が待たれる。(谷川直之)