長野市に本社を置く桜観光タクシーが長野地裁から破産手続きの開始決定を受けたことが分かりました。負債はおよそ6億4900万円に上るということです。 東京商工リサーチによりますと長野市北尾張部に本社を置く桜観光タクシーは、20日付で事業を停止し、同日、破産手続きの開始決定を受けました 桜観光タクシーは、1962年に創業し、長野オリンピック後の1999年3月期にはピークとなる売上高6億9700万円を計上しました。 しかし、その後の業界の競争激化や、人口減少などにより減収を余儀なくされたほか、新型コロナの感染拡大で売り上げは2億円前後に激減。（2021年3月期）赤字経営が続いていました。 負債総額はおよそ6億4960万円に上っています。 一方、タクシー事業については、長野観光自動車に引継がれ、希望する従業員の移籍が決定しているということです。