熱唱するクミコ

　シャンソン歌手のクミコ（70）が20日放送のNHK「のど自慢」で、生誕100年の越路吹雪さんの代表曲「愛の讃歌」を熱唱した。 　クミコは茨城県水戸市生まれで、この日の生中継も水戸市からだった。越路さんの代表曲「愛の讃歌」はセリーヌ・ディオンが今夏のパリ・オリンピック（五輪）開会式で熱唱したことで脚光を浴びた。難病「スティッフパーソン症候群」の闘病中であることを公表して以来の2年ぶりの復帰ステージは、世界中を感動で包んだ。 　クミコは今年7月に、越路さんの名曲「愛の讃歌」や「アプレ・トワ」、シャルル・アズナヴールの世界的ヒット曲「帰り来ぬ青春」などを新録したニューアルバム「私の好きなシャンソンVol.2～シャンソンティックな歌たち～」をリリース。10月23日に東京国際フォーラム・ホールCで開催される「ニッポン・シャンソン・フェスティバル2024」に出演。ニューアルバムで新録音した「愛の讃歌」を披露する予定。 　同イベントにはクミコの他、松田美由紀、松村雄基安蘭けい、LE VELVETS日野真一郎、ア・ラ・シャンソン、レジョン・ルイらが出演。またクミコは神戸、名古屋、仙台、札幌などで全国公演を予定している。 　クミコは2010年に「NHK紅白歌合戦」に初出場。「INORI～祈り～」を熱唱した。