【年末に注意】1週間で10件 急増する還付金詐欺、あの手この手 沖縄県警が注意呼び掛け
医療費などの還付金を名目にした特殊詐欺(還付金詐欺、預貯金詐欺)が急増している。県警によると、今月15~22日の1週間で合計10件が発生した。今年に入って22日までに認知された、還付金を名目にした詐欺被害は42件で、この1週間でその約4分の1が発生した形だ。県警は、年末にかけて同様の特殊詐欺被害がさらに発生する可能性があるとして、強く注意を呼びかけている。 【写真】クリスマスの午後、電話しながらATMを操作する高齢女性 声掛けし詐欺被害防ぐ
還付金を名目とした詐欺は、役所などの公的機関職員をかたる人物が、医療費や各種保険料などの過払いがあると電話で持ち掛けるところから始まっている。金融機関職員などを名乗る人物が登場することもある。その後、払い戻し手続きをするとしてATMに誘導し操作を指示したり、キャッシュカードを受け取りに自宅に訪れたりする形で現金をだまし取っている。 今月15~22日の被害総額は約600万円。県警によると、21日だけで嘉手納町の70代男性が現金約100万円、読谷村の80代女性が現金約16万円をだまし取られている。 県警は「役場や金融機関の職員が、還付金の返還手続きのためにATMを操作させたり、キャッシュカードを受け取りに来たりすることは絶対にない」とし、「還付金を返還するなどの電話があった時には、絶対に一人で判断しないでほしい」と呼びかけている。
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