ヤクルト・小川泰弘が今季初登板で7回5安打2失点の好投!押し出し四球に犠打にスクイズに攻守で魅せた
(セ・リーグ、阪神―ヤクルト、4回戦、26日、甲子園)帰ってきたエースが好投した。3月に上半身のコンディション不良を発症し、戦線を離脱していたヤクルト・小川泰弘投手(33)が先発で今季初登板。7回93球を投げ5安打2失点でマウンドを降りた。 【写真】試合前に村上宗隆らヤクルトナインに挨拶するDeNA・度会隆輝 「やってやるぞという気持ち。今持っている力を最大限出せるように準備していきたい。何とかチームに勝利を持ってこられるように、自分の力を出し切りたい」 登板前日の25日の練習後、そう決意を口にしていた。約1カ月遅れの〝開幕戦〟。序盤からストライク先行の攻めた投球を続けた。直球の最速は142キロだったが、「やっぱり球の質が大事。バッターがどう感じるか」と抑えるための工夫を重ねてきた。一回、1番・近本への初球はいきなりクイックモーションで投じ、体重移動時に微妙なズレを作ってタイミングをずらすなど熟練の投球術を見せた。 打っては、四回無死満塁で押し出し四球を選択。六回無死一塁では投前犠打を成功させ、七回1死一、三塁ではスクイズを決め、攻守で魅せた。