『スーサイド・スクワッド キル・ザ・ジャスティス・リーグ』情報まとめ。クレイジーなヴィラン4人組が闇堕ちヒーローぶっ倒して世界を救う。立場逆転のTPS視点アクションゲーム
文:友野辰貴 2024年2月2日(金)、プレイステーション5(PS5)、Xbox Series X|S、PC向けにリリース予定のTPSアクションシューティング『スーサイド・スクワッド キル・ザ・ジャスティス・リーグ』。 【記事の画像(29枚)】を見る 『バットマン:アーカム』シリーズを手掛けてきたRocksteady Studiosによる最新作だ。シリーズ最終作『バットマン:アーカム・ナイト』の5年後を舞台に、“スーサイド・スクワッド”とヒーロー集団“ジャスティス・リーグ”の対決が描かれる。 ゲームの概要やバトル要素などをまとめてお届け。アクションシューティング要素やオンラインマルチプレイ要素など注目のポイントを紹介する。 激ヤバ任務上等の凶(狂)悪集団“スーサイド・スクワッド”とは? 『スーサイド・スクワッド』は、バットマン、スーパーマンなどでおなじみのDCコミックスが贈る人気コミックシリーズ。映画やドラマ、アニメなど映像作品も多数制作されている。 ヒーロー集団“ジャスティス・リーグ”のメンバーが捕まえた凶悪犯(スーパーヴィラン)たちのチーム“タスク・フォースX(通称、スーサイド・スクワッド)”の物語が描かれる。捕まってしまった凶悪犯である彼らは、恩赦をもらうため、なかば自ら命を捨てるかと思うほどの危険で過酷なミッションに挑んでいく。 悪人らしいぶっ飛んだ描写やキャラクターの言動が特徴。命令を無視すると首の爆弾で容赦なく消されてしまうというスリリングな設定、敵側を深掘りするストーリーが人気の要素だ。 悪役が主役を倒す? 凶悪犯として収監されていたハーレイ・クイン、デッドショット、キャプテン・ブーメラン、キング・シャークが、アマンダ・ウォラーの声により招集。悪名の高い“タスク・フォースX(スースク)”への参加を余儀なくされる。 彼らに与えられたのは「ジャスティス・リーグのヒーローたちを倒す」というかつてないほど不可能極まりないミッション。スーパーマン、バットマン、フラッシュ、グリーン・ランタンなどスーパーパワーを持つ最強のヒーローたちは、突如現れた異星人“ブレイニアック”により闇堕ちし、都市・メトロポリスを恐怖のどん底に陥れていたのだった。 爆弾を取り付けられているため、命令には絶対服従するしかないスースクメンバーたち。スーパーマンたちを倒すという“ムチャ振り”を果たすため、ヒーローとなった悪役VS悪役となったヒーローの戦いに挑む。 ハーレイ・クイン ゴッサム・シティの犯罪界に名を轟かせた“犯罪界の道化王子”こと“ジョーカー”の恋人・相棒で知られる凶悪犯。 もともとはアーカム・アサイラムでジョーカーを担当していた精神科医“ハーリーン・クインゼル博士”。ジョーカーに夢中になってしまったことで道化王子の共犯者に身を落とした。 ジョーカーに負けず劣らずのクレイジーさやバットファミリーともわたり合えるほどのすさまじい近接戦闘能力などが特徴。前職の知識を活かした精神分析も得意で、ギャップを感じる知性的な一面も人気の理由だろう。とはいえ彼女がクレイジーで予測不能な怖い女性であることには違いない。 デッドショット 本名はフロイド・ロートン。DCコミックス界でも有名な狙撃手・暗殺者。狙撃銃や腕のマシンガンを駆使してバットマンとも互角に戦った。 狙撃・射撃の腕は超一流で正確無比。人が大勢いる中で暗殺対象だけを撃ち抜くことも彼には朝飯前だろう。 頼まれた仕事は必ず遂行する信条ゆえ、荒くれものだらけのスースクでは部隊のリーダー(兼ツッコミ役、苦労人)となりがち。過酷なスースクの任務を何度も生き残っており、優秀さは疑うまでもない。 キャプテン・ブーメラン その名の通りブーメランを使いこなす凶悪犯。ブーメランの腕とさまざまな特殊機能付きのブーメランを駆使して、フラッシュなどのヒーローと戦ってきた。 腕はあるが場を荒らすのが得意な、ズルくてゲスい男。空気を読まない発言も多い。傭兵気質のデッドショットとは異なり、その場のノリで動く自分勝手な荒くれものという表現が似合う悪党だ。 キング・シャーク 説明不要、デカい人型のサメ。古代のサメの神より生まれ、人に危害を与えていたためヒーローたちに倒され収監されていた。 パワー、耐久力は超強力でスーパーボーイ、フラッシュ、アクアマンなどのヒーローたちを苦しめるほど。水中では無類の強さを誇る。さすがサメ……。 銃火器&近接攻撃で暴れまくれ バットマンを除くジャスティス・リーグのメンバーは、怪力・高速移動・超能力などチートとも言えるようなスキルを持つ超人“メタヒューマン”たち。一方、スースクのメンバーはキング・シャーク以外はただの人間。はっきり言って勝ち目はない。 しかし、本作ではスースクメンバーにそれぞれピッタリのガジェット&武器が用意されており、移動や探索はもちろん、戦闘でも役立つ能力“トラバーサル”が使用可能となっている。 ハーレイ・クインはライバルであるバットマンのおなじみガジェット・グラップルガンをゲット。グラップル移動で縦横無尽に移動できる。高層ビル並ぶメトロポリスにピッタリのガジェットだ。 デッドショットはジェットパックで空を飛んだり、壁を走ったりできる。また、キャプテン・ブーメランはフラッシュのスピードフォースを再現したガントレットでテレポートできるなど、それぞれ個性的な移動手段が用意されている。 なお、キング・シャークにはガジェットはないがもともと超人(というか超サメ)。大ジャンプで遠くまでひとっ飛びできる。空中からは叩きつけ攻撃できるなど強力な技も注目ポイントだ。 バトル 街ではブレイニアックが差し向けるさまざまな敵とバトル。ハンドガンやSMG(サブマシンガン)、アサルトライフル、ショットガンなどの銃火器や近接攻撃を駆使し戦っていく。 基本的には銃火器による射撃がメインの攻撃方法となるだろう。各キャラクターが使用できる武器種は以下の通り。 ハーレイ・クイン 銃:SMG、ピストル、ヘビーガン 近接武器:バット デッドショット 銃:ピストル、スナイパーライフル、アサルトライフル 近接武器:腕のマシンガン キャプテン・ブーメラン 銃:ショットガン、SMG、スナイパーライフル 近接武器:ブーメラン キング・シャーク 銃:ショットガン、ヘビーガン、アサルトライフル 近接武器:ナイフ また、近接攻撃で敵の体勢を崩し、その間に銃で大ダメージを与えるコンボ攻撃も重要。銃撃の際は脚を狙って撃つことで、HPの一部となるシールドゲージを回復させられる。逆に言うと攻撃しなければシールドゲージも回復しないわけで、まさに「戦わないやつは必要ない」と言わんばかりの仕様となっている。 さらに、各キャラクターが使える特殊攻撃”スーサイドストライク”は超強力。通常の敵ならば一撃で倒すことができ、ボスクラスの相手にも大ダメージを与えられる。 範囲内の敵に大ダメージを与える”トラバーサルアタック”もあり、状況に応じた使い分けが大事。超絶クールな専用カットインにも要注目だ。 そのほかに全員共通の装備として“グレネード”、防御系の“シールドMOD”、移動系の“トラバーサルMOD”なども用意されている。装備のバリエーションも非常に豊富だ。 レベルアップの強化要素 各キャラクターにはそれぞれスキルツリーが用意。レベルアップ時にもらえるスキルポイントを割り振ってスキルを解放し、より強くなっていく。 一定の条件でクリティカルヒット(ダメージアップ)などその内容はさまざま。各スキルには効果説明ほか、どのようなプレイスタイルやビルドと相性がいいかも記載されている。 まだ本作に慣れていない初心者でも、この説明文をよく読めば効果的なスキル設定が可能だろう。 ハクスラ的な楽しみかたも 本作はチャプターごとにメインストーリーが進んでいく方式。各チャプターにはメインミッションのほか、サイドミッションやミニイベントなどが用意されており、ミッションをクリアーすると報酬として武器・MODなどの装備品がランダムでもらえる。 各装備品にはレアリティがあり、さまざまなパーク(追加効果)も付与。ミッションをくり返して目的の装備品を集めるハクスラゲー的な楽しみかたもできる。装備品はクラフトや購入、アップグレードなども可能だ。 なお、一度クリアーしたミッションは何度でもプレイできる。納得できる装備が手に入るまで周回しよう。 広大なメトロポリスを駆けまわれ 広く複雑な夜のゴッサム・シティを『バットマン:アーカム・ナイト』で見事表現したRocksteady Studio。 本作でも高層ビルが並ぶ広大な都市・メトロポリスがみごとに表現されている 建物のひとつひとつが大きく空間も広いので、高所からのジャンプやトラバーサルを使った三次元的な移動がポイント。高所を経由したり、直線的に移動したりなど、移動ひとつとってもキャラクターによってかなり個性が出る。 マルチプレイでチーム結成 本作は最大4人のオンラインマルチプレイに対応。フレンドといっしょに協力してミッションへ挑める。 なお、ソロプレイの場合、操作していないキャラクターはAIが管理してくれる。操作キャラクターはいつでも変更できるので、「この場面はあのキャラクターがよさそうだな」と感じたらサクッと変えて進んでみよう。 闇堕ちジャスティス・リーグ 本作におけるボス枠として登場するジャスティス・リーグのメンバーたち。スーパーヒーローたちが闇堕ちするという事実ははっきり言って絶望的。かなり“ヤバい”状況だ。 たとえばバットマン。ゴッサム・シティの闇夜の騎士であり、世界一の名探偵。卓越した格闘術、洞察力、ハイテクガジェットを使いこなし、ジョーカー、デスストロークなどと激しい戦いをくり広げてきた。 メタヒューマンではないがそれゆえに創意工夫をするのがバットマン。どんな手で戦うのか、どんな兵器を使うのかも予測がつかない。しかも、本来持っているはずの“不殺の誓い”を破って、罪のない一般人まで手に掛けてしまうほどの洗脳されっぷり。 また、地上最速の男“フラッシュ”も厄介。光にも近い超高速で動けるメタヒューマンだ。彼の力の源である“スピードフォース”を応用すれば、物質の通貨、時間移動も可能。弾丸よりも速いのでどうやって倒すのか予想もできない。 そしてスーパーマン。クリプトン星からやってきた超人で、その能力は怪力、高速移動、飛行、目から放つ熱戦、吹雪の吐息、透視、超聴力とすさまじい。 銃火器はもちろん、ミサイルなどの兵器も全く通用せず、逃げも隠れもできないスーパーヒーロー。はっきり言って出会ったら最後だと思った方がいいだろう。 ※一部画像は公式トレーラーより引用。 しかし、どうやらスーパーマンには弱点があるらしい。きっとその弱点がスーパーマン攻略のカギとなるだろう。 荒くれものチーム“スーサイド・スクワッド”VS闇堕ちスーパーヒーロー集団“ジャスティス・リーグ”。はっきり言ってかなり無謀だが地球存亡の危機にそんなことは言ってられない! ヒーローになった悪役と悪役になったヒーローの戦いは、いったいどのような結末を迎えるのか。ヒーローたちは救われるのか。2月2日発売の『スーサイド・スクワッド キル・ザ・ジャスティス・リーグ』をお見逃しなく。 ゲームの全貌を紹介する先行プレイレビュー ファミ通.comではアメリカ・ロサンゼルスのワーナー・ブラザース本社でメディア向けに開催された、デモ版体験会でのプレイレビューを掲載。気になった人はまずはこちらチェック! 開発インタビュー。極悪ヴィランたちはTPSの常識すらぶっ壊す 本作の開発を手掛けるRocksteady StudiosのプロダクションマネージャーのJack Hackett氏と、アドバンスドコンバットデザイナーのNoel Chamberlain氏へのインタビューをお届け。先行プレイでの疑問点を中心に訊いた。 キャラクター紹介動画を公開中。スースクメンバー&闇堕ちヒーローチームを深堀り YouTube“ファミ通TUBE”では、各プレイアブルキャラクターの紹介動画を公開中。ハーレイ・クイン、デッドショット、キャプテン・ブーメラン、キング・シャークの特徴から、スースクメンバーの前に立ちはだかるジャスティスリーグまで徹底解説している。 青木瑠璃子と金子有希によるプレイ配信が2月3日に実施! 発売を記念した生放送が、2024年2月3日(土)20時より、ファミ通のYouTubeチャンネル“ファミ通TUBE”にて放送決定。ゲーム好き声優の青木瑠璃子さんと、ゲームと映画が大好きな声優の金子有希さんが本作のマルチプレイに挑戦! 作品概要 タイトル:『スーサイド・スクワッド キル・ザ・ジャスティス・リーグ』 発売予定日:2024年2月2日 ハード:プレイステーション5、Xbox Series X|S、PC(Steam) 価格:各9878円[税込] プレイ人数:1人(オンライン:1~4人) ジャンル:TPSアクション CERO:C(15才以上対象) 発売:ワーナー ブラザース ジャパン 開発:Rocksteady Studios
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