阪神エース・村上頌樹がもがき苦しむ〝火曜日コンプレックス〟直近5戦で4敗…自己最悪の11被安打にOBらも懸念
阪神・村上頌樹投手(25)が〝火曜日コンプレックス〟にもがき苦しんでいる。11日のオリックス戦(京セラ)で8回4失点完投も5敗目。昨季セ・リーグMVPの右腕は今季、エースとして開幕から10戦連続でカード頭の火曜に先発も、直近5戦で4敗と波に乗れない。 【写真】超強化されたパワプロの阪神・村上 本人は「めちゃくちゃうれしい」 「火曜日の勝率が悪い。ずっと(自分が)初戦に勝ててないから、(チームが)きつい状況になってしまっている」とカード頭で投げる使命を強く自覚し、この日のマウンドに上がった村上。試合後は、打線から援護がなかったことも「いや、自分が打たれたから負けた。それだけです。勝たないと意味がない」と一切言い訳せず、責任を背負い込んだ。 岡田彰布監督(66)は「(完投は)球数が少なかったし、(7回まで)2点じゃまだワンチャンス。(村上も)『最後までいきます』といいよったから」と力投の村上を責めず、今季ワーストタイ15三振を喫した打線をボヤいたが、自己ワースト11被安打の村上の状態にもOBらは口々に懸念を寄せる。 「今年の村上で気になるのは、開幕から自信がない感じで投げていること。去年のように低めに集まる絶妙のコントロールが定まらないから苦しんでいる」「カード頭は相手のエースと当たることが多いだけに、必要以上に自分が…との意識が強過ぎるのかも」。先発する曜日をずらせば〝実働2年目のジンクス〟を免れられるのか。 (岩﨑正範)