ネットに「かつらだよね」と書き込まれ…ウィッグをつけてテレビ出演 「原千晶」ががんを公表した理由
「これでいいのかな」
そこから立ち直るのに、いろんな人との出会いや支えがあって、自分でもいろんな気づきがあって、「よつばの会」を始めて、そこから元気になりました。 がんになってからも、細々とタレントや女優をやっていくつもりだったんですが、病気をしたことで、大きく人生が変わりましたね。周りの評価や私に対するイメージ、求められるものも変わりました。 そうしたものに対し、これまでひたすら応え続けてきた感じです。病気になる前は、すごく華やかな場所にいて、その後は地味な活動が中心となり、少し寂しさを覚えたこともありますし、「これでいいのかな」と迷ったこともありました。 でも、自分も人に救われたり、人から色々学んだりして、すごく勉強できました。人生修行のような20年だったなと思います。
*** 第4回は、出産への思い、支えてくれた夫への思いを語る。 原千晶 1974年、北海道生まれ。94年、「クラリオンガール」に選ばれ芸能界デビュー。2011年、「よつばの会」を設立。 デイリー新潮編集部
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