リアム・ペインさん転落死でホテル従業員ら３人が逮捕・起訴 直前３日間は薬物の影響下と確認
アルゼンチンのホテルの部屋から転落死した英人気ボーイズグループ、ワン・ダイレクションのメンバーだったリアム・ペインさんの死を巡り、麻薬を渡したなどとしてホテルの従業員ら3人が逮捕・起訴されたことが明らかになった。先月16日に死亡したペインさんの体内からは、アルコールや処方された抗うつ剤と共にコカインの成分が検出されたと報じられていた。 アルゼンチンの当局が7日、800時間以上の防犯カメラの映像や携帯電話の記録を分析した結果、ペインさんが複数回に渡って薬物を受け取っていたことが判明したと発表した。 逮捕された1人はペインさんがブエノスアイレスに滞在中に同行していた人物で、2人目はコカインを2度提供したことが判明したホテルの従業員、3人目は2度に渡ってペインさんに麻薬を売った売人だという。 検察によると、ペインさんは半分または完全に意識を失った状態で部屋のバルコニーから転落したと断定したという。また、亡くなる直前まで少なくとも3日間は薬物の影響下にあったことが確認されたと明かした。 ペインさんの死因は、転落による多重外傷と内出血と外出血だった。ロサンゼルス・タイムズ紙によると、当局は捜査を継続中だが、転落時の状況からして自殺の可能性を排除することを検討しているという。（ロサンゼルス＝千歳香奈子）
