遅刻癖が直らないエンビードはシクサーズから移籍すべき?元NBA選手のアリナスは“カリスマ”がいるヒート行きを推奨<DUNKSHOOT>
フィラデルフィア・セブンティシクサーズのジョエル・エンビードはMVP受賞経験を持つリーグトップセンターの1人だ。しかし、今季はヒザのケガと地元記者とのトラブルによる出場停止で満足にプレーできず、加えて同僚のタイリース・マキシーから遅刻癖を指摘されて大きな話題となった。 【動画】シーズンハイの35得点、11リバウンドを奪ったエンビードのグリズリーズ戦ハイライト 2014年のドラフト1巡目3位でシクサーズに指名されたエンビードは、最初の2シーズンは右足のケガで全休。2016-17シーズンにようやくデビューを飾ると、翌17-18シーズンから7年連続で平均20点、10リバウンド以上を記録し、オールスターにも連続選出された。21-22シーズンは平均30.6点、22-23シーズンには平均33.1点で米国外出身選手として初の得点王に輝くとともに、オールNBA1stチーム選出、シーズンMVP受賞も果たした。 昨季はオールスター前まで平均35.3点に、11.3リバウンド、5.7アシスト、1.15スティール、1.76ブロック、フィールドゴール成功率53.3%をマークしたが、半月板を負傷し左ヒザの手術を受けるなど、球宴前の時点で20試合を欠場。終盤戦で復帰したものの、個人賞受賞の条件である65試合出場を満たせず、39試合の出場(平均34.7点、11.0リバウンド、5.6アシスト、1.18スティール、1.69ブロック)にとどまった。 リベンジを期した今季もヒザのケガと出場停止で開幕から9試合を欠場。10試合目でようやくコートに立つも、現在は左ヒザの腫れで再び離脱しており、4試合で平均19.8点、7.5リバウンド、フィールドゴール成功率37.9%、3ポイント成功率16.7%と不発で、自身が出場した試合は4戦全敗という有様だ。 元NBA選手のギルバート・アリナスは自身がホストを務めるポッドキャスト番組『Gil's Arena』で、「彼は(2023年の)MVPだ。才能に疑いの余地はない。でも、コビー(ブライアント)とシャキール・オニールだって(ロサンゼルス・レイカーズで)一緒にプレーしていた時に問題を抱えていた。同じ理由がマキシーとエンビードにもある。マキシーからしたら、『君はリーグのベストプレーヤーなんだから、みんなの手本になれ』『チャンピオンになるにふさわしいクオリティではない』ということさ」と指摘した。 シクサーズは今夏にオールスター選手のポール・ジョージが加わり、エンビード、マキシーとのビッグ3が誕生したが、開幕からすでに2度の5連敗を喫しており、3勝13敗はイースタン・カンファレンス14位。平均得点(104.1)、リバウンド(39.4)、アシスト(21.5)はいずれもリーグ29位と、エンビード離脱の影響が顕著に出ている。
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