ホンダ新型「X-ADV」登場! 新しい外観、改良したDCT、クルーズコントロールなどを新採用
DRLやヘッドライトは新作、さらにニューカラー3色が勢ぞろい
ホンダは、外観を中心にリファインした新型X-ADVを発表した。フロントまわりのデザインはさらにアグレッシブになり、新しいデイタイムランニングライト=DRLにはウインカーを統合。外装パーツの一部にはバイオエンジニアリングプラスチックを採用するなど、多岐にわたる変更が加えられている。 【画像】ホンダが新型「X-ADV」を12月12日に発売
デイタイムランニングライトにウインカーを統合
ホンダが新型「X-ADV」を国内でも正式発表。EICMA 2024で初公開されたもので、ヘッドライトまわりを含むフェイスリフトに加え、テクノロジーやオールラウンドな扱いやすさに磨きをかけている。 X-ADVは2017年モデルとして初登場し、アドベンチャーモデルとスクーターのハイブリッドという新しいコンセプトで瞬く間に人気モデルに。2021年のモデルチェンジを経て、2023年には欧州ホンダで2番目に売れているバイクになった。初登場からこれまでに、欧州全体で7万6000台以上が販売されている。 2025年モデルではボディワークが再設計され、よりシャープでアグレッシブな外観を手に入れた。デュアルLEDヘッドライトとデイタイムランニングライト=DRLは新作になり、ウインカーを統合したことでスッキリしたフロントフェイスを実現した。シート下のラゲッジボックスはラゲッジライトの配置場所を見直すとともに光量アップでボックス内の視認性をアップしている。 ──より鋭い眼光になったほか、DRLと統合されたウインカーが新鮮な印象を与える。 ※写真は欧州仕様 5インチTFTスクリーンは新作で、メニュー構造など表示内容もリファイン。スマートフォンと連携を可能にしたHonda RoadSync を採用し、新しい4方向バックライト付きトグルスイッチやBluetooth接続されたヘッドセットを通じたライダーの音声などで、スマートフォンのマップやミュージックアプリなどを操作が可能になった。メーター画面にはシンプルなターンバイターンナビも可能。このほかクルーズコントロールも新採用している。 並列2気筒エンジンはこれまでと同様のスペックながら、欧州発表時にはデュアルクラッチトランスミッション(DCT)は、低速時のレスポンスがよりスムーズになるよう設定が見直されたことが明らかになっている。3レベルのホンダセレクタブルトルクコントロール(いわゆるトラコンに相当)や、走りのモードを変更できるライディングモードなどもブラッシュアップされている。 このほかチューブラースチールフレーム、φ41mm倒立フロントフォーク、プロリンク式モノショック、アルミ製スイングアーム、前17/後インチホイールといった基本構成は継承。 ニューカラーはマットディープマッドグレー、パールグレアホワイトのベーシックな2色に加え、専用グラフィックを纏ったマットゴールドフィンチイエローが+3万3000円で用意される。