ストロングスタイルプロレスへのレギュラー参戦が決まったSareee

　初代タイガーマスクが主宰するストロングスタイルプロレス（SSPW）の次回大会となる「初代タイガーマスク ストロングスタイルプロレスVol.28」（3月21日、東京・後楽園ホール）のカード発表会見が2月29日、都内で開催された。 　元WWE戦士で現在、SEAdLINNNGのBEYOND THE SEA SINGLE王座に君臨するSareee（フリー）が今大会からレギュラー参戦し、タッグマッチでタイガー・クイーン（ストロングスタイルプロレス）と対戦する。 　SareeeはWWE参戦前にストロングスタイルプロレスに参戦。昨年、日本のプロレス界に復帰し、SSPWの7月の大阪大会にジャガー横田（CRYSIS／ワールド女子プロレス・ディアナ）とタッグを組んで参戦。首都圏でのSSPWの大会への参戦は3年3カ月ぶりとなる。 　会見でSareeeは「3年前にストロングスタイルさんに参戦させていただき、渡米する前に新間会長、佐山さん、ストロングスタイルさんには背中を押していただいた。赤いタイガーマスクもいただいて、本当に背中を押していただき、日本に帰ってきて、またこうやってストロングスタイルさんに参戦させていただけることを光栄に思っている。このプロレス界をもっともっと私が盛り上げていきたい。ストロングスタイルプロレスさんにもレギュラー参戦が決まったので、私が帰ってきたことによってもっともっと盛り上がるように頑張っていく」と参戦に向けての決意を口にした。

「女子の顔」の座を奪い取るとSareee

　一方、クイーンはこの日の会見を欠席。「本日は体調不良で、会見欠席となり申し訳ありません。体調管理ができず申し訳ございません。今一番大事なのはベルトです。DarkerZもちゃんと倒すけどベルト欲しいです。一緒に獲りにいける仲間欲しいです。本間選手は味方だけどもっと戦いたいし、Sareee選手じっくり戦いたいです。がんばります」とのコメントを寄せた。 　このクイーンの欠席についてSareeeは「体調不良と言われていたので、仕方ないかなと思いますが」と理解を示したうえで「タイガー・クイーンはストロングスタイルプロレスさんの女子の顔だと思いますが、私が顔を奪ってやろうかなと思っています」と宣言。 　クイーンとは昨年10月に鳥越アズーリFM開局3周年大会でタッグで対戦。クイーンについては「タイガー・クイーン選手がデビューした時、私はアメリカにいたんですが、ずっと気になっていた。初対戦してどんな選手なのかと思ったが、やっぱ素晴らしい、めちゃくちゃ強い選手だったので、ここはいいライバルになれるんじゃないかと思っています」とその実力を認め、ライバル視。 　試合後の取材では「女子のシングル王座を作ってもらえるくらいの勢いで今年は盛り上げていきたい」と女子レジェンド王座の設立もアピール。また「タッグパートナーがいないのでどうなるかは分からないが、あるベルトは狙っていきたい」とジャガー横田、薮下めぐみ組が持つSSPW女子タッグ王座へも色気を見せた。そして「今日、このメンバーを見て、バチバチした本物のストロングスタイルは私しか見せられないと思った。新間会長、佐山さんに認めてもらえるような戦いをできる自信があるので、ここはどんどん前に出ていきたい」とも続けた。