電気検測車やレバー操作 電動貨車積み込みに見入る鉄道ファン きんてつ鉄道まつりに多くの人 三重・四日市市
運転士の仕事体験で楽しそうにレバーを操作する子どもたち=四日市市(三重テレビ放送)
鉄道の仕事をより身近に感じてもらおうと「きんてつ鉄道まつり」が21日、三重県四日市市で開かれ多くの家族連れや鉄道ファンでにぎわいました。 列車に乗るだけでなく見たり触ったりと、普段できない体験を通して鉄道の魅力を感じてもらおうと、毎年開かれている恒例のイベントです。 会場には近鉄が電気設備などを点検するために一編成のみ所有する「電気検測車」が公開されたほか、様々な鉄道の仕事を体験するコーナーなどが設けられ、親子連れや鉄道ファンが列を作りました。 中でも運転士や車掌の仕事が体験できる車両では、子どもたちが憧れの運転席に座り、楽しそうにレバーを操作していました。 子どもたちは「運転手さんになったみたいで面白かった」「しまかぜが好き。楽しかった」「機会を触り、古い車両の感じがして良かった」などと笑顔を見せていました。 また、他の車両基地へ台車を運搬するための電動貨車への積み込み作業が実演され、訪れた鉄道ファンらが目の前で繰り広げられる卓越した技術に見入っていました。 近鉄では「イベントを通じてより電車を好きになってもらい大人になっても電車を楽しんでほしい」と話していました。