武田鉄矢 小倉智昭さんは「決して順風満帆で来たわけじゃない」若手時代は生活苦「フリーになったとき…」
俳優の武田鉄矢(75)が22日、フジテレビの情報番組「ワイドナショー」(日曜前10・00)にゲスト出演。今月9日に膀胱(ぼうこう)がんで亡くなった小倉智昭さん(享年77)への思いを語った。 結婚に訃報、芸能事務所の相次ぐ倒産など、今年の芸能ニュースを振り返り「小倉さんと西田さんは同じ青春を過ごした仲間」と同世代の仲間の死について言及。 アナウンサーとして朝の顔となっていた小倉さんを「一流のしゃべり手」と称賛。ただ、「(小倉さんが)アナウンサーを辞めてフリーになったときに、非常に生活苦で…」と若手時代の生活は厳しかったようだ。 「私達も生活苦で、海援隊の一人と下宿が近くて貧しくつましく飲んでいたらしい」と海援隊のあるメンバーと小倉さんがお酒を飲んでいた時、「小倉さんがはしゃいじゃって、そいつの下宿まできて、“ジーパン貸してほしい”“レポーターの仕事が舞い込んだ”と言って、ジーパン履いて現場に行ったらしい」と告白。 意気込んで小倉さんが行った仕事は「富士の樹海の死体探し」。決して妥協せず、どんな仕事にも紳士に向き合ってきた小倉さんらしいエピソード。「分かりますね…。金のない頃、なんでもやりますという所まで落ちて、1本の仕事もらった手触りの気持ちよさね。この人は決して順風満帆で来たわけじゃない」と語った。