テストマッチ11試合目で初トライを決めた24歳のジャック・クロウリー（Photo: Getty Images）

　シックスネーションズ（欧州強豪6カ国対抗戦）連覇を目指す世界ランキング2位のアイルランド代表が、地元ダブリンのアビバスタジアムで現地時間2月11日、同11位のイタリア代表と今季第2節を戦い、36－0で快勝し2連勝となった。 　アイルランドは前半6分、CTBロビー・ヘンショウなどの力強いボールキャリーもありながら、自陣からテンポよくフェイズを重ね、自らも鋭い切り込みとオフロードでチャンスメイクしたSOジャック・クロウリーが最後にインゴールへ持ち込み、テストマッチ初トライで先制した。 　引退したジョニー・セクストンの後を継ぐ若き司令塔として期待されるクロウリーは、23分にも巧みなパススキルとオフロードを見せてHOダン・シーハンのトライにつなげた。 　アイルランドは、36分にはスクラムの優勢もあって敵陣深くに入り、最後はゴール前のパワープレーでNO8ジャック・コナンがフィニッシュ。 　19－0で迎えた49分（後半9分）にもスクラムで相手の反則を引き出して敵陣深くに入り、ラインアウトからモールで押し込み追加点となった。 　ゲームを支配したアイルランドは、61分にはパワフルなWTBジェームズ・ロウが4人のディフェンダーを振りきって得点。77分にはWTBカルヴィン・ナッシュがチーム6トライ目を挙げ、快勝となった。 　一方のイタリアは、ラインアウトが安定せず（5本失敗）、スクラムの苦戦も続き、ハンドリングエラーも多くてリズムに乗れず、ポゼッション、テリトリーとも劣勢となって完封負けを喫した。