「アークテリクス」体験型イベント開幕 ファンから集めた愛用品108点もエピソードと展示
「どんな思いで作っているかを伝えたい」
ラグジュアリーブランドによる、ブランドの歴史やモノ作りのこだわりを伝えるイベントはここ5年ほど増えているが、アウトドアブランドが開催するケースは珍しい。「日本のお客さまにアンケートを取ったところ、8割が通勤やファッション用途で製品を購入いただいていたことから、改めてわれわれがどのような場所でどんな製品から始まったブランドなのか、どんな思いで製品を作っているかを伝えたい。また、ブランドファンが集まるコミュニティーのような場を作りたかった」とアメアスポーツ ジャパンの林克洋アークテリクス マーケティングマネージャー。
同様のイベントは本国や、ブランド人気が高まっている中国でも行っておらず、日本独自のものだという。「日本は創業から間もない91、92年ごろには『石井スポーツ』などが製品を仕入れていたため、長く愛用いただいている方も多い」ことで、ファンの愛用品も集めた展示につながった。
本国からアーカイビストも来日
会期中は、ブランドが契約する山岳ガイドのトークイベントや、ポッドキャスト「Too Young To Know」の公開収録、映像の特別上映会、朝ランなど、各種イベントを企画している。詳細は公式サイトやSNSを参照。19日には内覧会を兼ねたレセプションも行い、本国でアーカイブの収集を担当し、3000点を管理しているというダレン・リット アークテリクス アーカイビストや、ブランドと契約する山形・月山のバックカントリーガイド石沢孝浩氏、テレマークスキーヤー石橋仁氏のトークイベントも行った。
■ARC’TERYX MUSEUM 開催期間:4月20日~5月5日 開催時間:11~19時 住所:東京都渋谷区神宮前6丁目14-2 ※入場無料、予約不要